2019/03/21
生コン(残コン)を再生し大地を削らず汚さないクローズドループの産業を目指す
解説!戻りコン(残コン)を現場で処理
解説!戻りコン(残コン)を生コン工場場内処理の仕組み
生コンは自然(山河)を削って作られている
水の次に流通する材料と言われる生コンは、天然の恵み山河を削って原料を得て建設現場に届けられている。毎年世界で100億m3、日本でも1億m3の生コンはそれだけ自然を削っていることを意味する。そして、それらのおよそ5%は建設現場で使われることなく残コンとして戻っているのが現実だ。
所有者や定義などルールが明確ではない「残コン」とは?
余裕を持って注文され現場に納品される生コン。その1割ほどは余剰分となり「利用されず」持ち戻される。
現在その「残コン」の大半は生コンの経済的負担となり、さらにはリサイクルされず「生コンスラッジ」となって地球環境を汚染し続けている。
環境省・国交省・経産省の3省庁間マターであることでルールが不明瞭な残コン問題に果敢に挑戦し打破することで、完全クローズドループの生コン産業を目指す。
生コンポータルでは国内外に流通する数ある【残コン】対策技術(生コンを再生する技術)を取り扱い・紹介している。
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・建設現場における残コン対策【先行モルタル代替】
https://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/post_377.html
・建設現場における残コン対策【ホッパ内外の残コン】
https://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/post_378.html
・生コン工場における残コン対策【残コン・残水・洗浄水】
https://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/post_380.html
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建設現場における残コン対策【先行材】
【徹底比較】https://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/post_377.html
・スリックパワーシリーズ
(スリックパワーシリーズのHP)
・MAPESTART 1
(MAPESTART 1)
・モレステ
(https://www.kawabata-cp.com/kankyo)
・ルブリ
https://www.takecite.technology/blank-19
・ウメタロウ
(https://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/00000.html)
建設現場における先行モルタルの弊害
ポンプ打設につきものの【先行モルタル】は筒先処分とされ、
・残コン(廃棄物)発生
・労働災害(ポンプ返し)
・アンコンプライアンス(汚泥の不当取り扱い)
の温床となっていることが指摘されている。
民間に流通しはじめている各種先行材(モルタル代替材)の流通により建設現場における残コン問題の解決を期待したい。
建設現場における残コン対策【ホッパ内外の残コン】
【徹底比較】https://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/post_378.html
・テラTERA(旧R2)
(https://www.zenatsuren.com/data/index.html)
・残コンバスター
(https://www.monotaro.com/g/04141638/)
・セルドロン
(https://www.gpgp.tokyo/_src/sc2605/zankon.pdf)
・Re-con ZERO PUMP
(https://www.mapei.com/public/COM/products/3377_re-conzero_gb.pdf)
深刻化する建設現場における残コン問題
三重県に端を発し現在、建設・生コン業界では無視できない問題となりつつある残コン。
現場でそのまま再生利用を可能とする民間各社の技術を紹介。
生コン工場における残コン対策【残コン・残水・洗浄水】
【徹底比較】https://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/post_380.html
・フィルタープレス(トロンメル)
・脱水ケーキ乾燥設備
(https://nikko-net.co.jp/plant/dcake.html)
・残水処理機「硬まるくん」
(https://morigikou.jp/)
・アカエ式・残水分離器
(メーカーHP)
・残コンスラッジ処理システム
(https://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/post_324.html)
・乾式洗浄システム(スカンジナビア、イタリア)
水の次に流通する生コンの廃棄物
生コン工場は水の次に流通すると言われる生コンを日夜生産している。
その廃棄物、残コン。
この発生量はそう生産量の2〜5%といわれ、世界でも最も深刻な廃棄物問題の1つとして数えられる。
国内では埋め立て処分場が限られ、年々その処理コストは高騰し、生コン工場の経営を圧迫している。
複合・統合的なシステムの確立を持ってこの生コン工場における残コン問題の早期解決を目指したい。
経産省、国交省、環境省と3省庁またぎの事案であるため、これまでは民間のパワーバランス(建設、圧送、生コン)に委ねられてきた。
発注機関を始め、研究機関や民間各社の英知を統合し、ルールを設定して誰にもしわ寄せを寄せない運用を近い将来に実現したい。
生コンポータルではこれからも残コンを取り巻くあらゆる技術や情報を取り扱い、紹介していきたい。
それも、生コンでいいことの1つであると信じるからだ。
生コンでいいこと。
宮本充也