2020/02/15
コンクリート製品「ホームセンターじゃなく生コン屋さんで買いませんか?」(ブロック・カーストップ・平板・ピンコロ)
ホームセンターで販売されているコンクリート製品(ブロック・カースストップ・平板・ピンコロ)はとにかく安い。コモディティ化した製品でもあり工場からの配送コストを考えるととても利益が計上できない。生コン工場をブロック工場のサテライトプラント(直売所)として位置付ける。「ホームセンターじゃなく生コン屋さんでコンクリート製品買いませんか?」
コンクリート製品の原料は当たり前だけど生コン
ホームセンターでよく見かけるカーストップ。
こちらも定番、舗装用の平板。
なにかと便利なピンコロ。
エクステリア・DIY必須アイテムコンクリートブロック。
すべての製品の原料は生コン
製品工場は自社のオリジナル製品をホームセンターに売ってもらいたいがためにこうした製品群を赤字で買い叩かれている。
ホームセンターとメーカーの間で繰り広げられている過酷な舞台裏だ。
上記に紹介したような「どこにでもあるような」製品は既にコモディティ化している。
付加価値を作りづらい。
「とにかく安く」
が要求事項。
上質、とか、独自性、とかはもはや求められない分野だ。
その生コンアウトレット生コン(残コン)で作りませんか?
参考記事: 「アウトレット生コン(残コン)なら安くお譲りします」
プロなら知っている。
その原料の生コンはどこにでもある生コン工場でいくらでも生産されている。
現場で使われず戻ってきた生コン(アウトレット生コン・残コン)だけでも生コン工場なら相当量発生する。
上述コンクリート製品を作るためには十分過ぎるくらいの量だ。
その大量に持ち戻されるアウトレット生コンを用いてその場で製品を製造する。
できた製品をその場で販売する(あるいは近くのホームセンターに運び込む)。
生コン工場が直販店に様変わり。
原料は0円。
出来上がった製品の販売価格に多少生コン工場の経費を含めた金額で販売する。
そうすれば、「これまで配送コストを含めるととてもとても赤字」だったコンクリート製品が利益を生み出すようになる。
物流コストがかからないからだ。
さらに、ネット流通(小売)と組んで販売促進する。
「どこそこの生コン工場に行けばホームセンターより安く手に入るらしいぞ!」
生コンポータルでは、 DIY×生コン「生コン工場無料マッチングサービス」としてアウトレット生コンが手に入る生コン工場を無料マッチングしている。
そこに行けば上記の安価なコンクリート製品が手に入る!
生コン工場も残コンが減少し廃棄コストも軽減できてハッピー。
ITを駆使して産業情報の流動性・透明性を高める。
そのことで、これまで埋もれてきた「欲しい」と「できる」がマッチングする。
とても素晴らしいことだ。
もっともっと生コン産業でITさらにはAIの可能性を追求したい。
宮本充也